tag:blogger.com,1999:blog-45940685098732165232024-02-20T11:39:25.881+09:00ほどほど健康論健康も寿命も求め過ぎれば逃げて行きます。落し穴もあります。kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.comBlogger5125tag:blogger.com,1999:blog-4594068509873216523.post-73753731231131332022017-01-23T15:20:00.001+09:002019-05-19T08:35:02.040+09:00日本人とタラウマラ族(メキシコ)は同じ祖先<b>驚くべきことに、走る民族として有名なタラウマラ族と日本人は、祖先が共通(共通の遺伝子を持っている)であることが研究で分かっています(後述)。</b><br />
<br />
ところで、なぜ人間は走るのでしょうか。<br />
<br />
ランナーの間でとても有名な本、「Born to run:走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”」( <!-- use pre formatted date that complies with legal requirement from media matrix --><span class="a-size-medium a-color-secondary a-text-normal">2010年</span> 、クリストファー・マクドゥーガル)は、その疑問に対して、インパクトある考えを示しました。<br />
<br />
1)人の身体の構造を調べると、長距離をうまく走ることが出来るように進化してきた。<br />
<br />
2)他の動物と比較しても、人間は長距離走を最も得意とする生き物。<br />
<br />
3)人間の祖先は、一日中獲物がバテるまで追いかけて、獲物を捕らえることが出来た。<br />
<br />
4)現代のランニングシューズは人工的なクッションが過剰で、かえって人間本来の脚のばねや走り方を邪魔する。現代人ランナーに多いひざなどのケガを生む原因となっている。<br />
<b><u><br /></u></b> <br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgmnUv_j5eJbwneJALTSsuaypb33vlldfT3wJ2pZh9ytXcIYtt8QXuEp9b0DbDEjGPl2UsXqCHN2K3hYolF4JiXTPHxNAFv7pU9BTeEhNBRKj4A0V1VOUnyKJNuhzTsE0CWLdcwcf-v-8/s1600/%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A6%25E3%2583%259E%25E3%2583%25A9%25E6%2597%258F.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="212" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgmnUv_j5eJbwneJALTSsuaypb33vlldfT3wJ2pZh9ytXcIYtt8QXuEp9b0DbDEjGPl2UsXqCHN2K3hYolF4JiXTPHxNAFv7pU9BTeEhNBRKj4A0V1VOUnyKJNuhzTsE0CWLdcwcf-v-8/s320/%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A6%25E3%2583%259E%25E3%2583%25A9%25E6%2597%258F.jpg" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><div>
メキシコの走る民族 タラウマラ族 </div>
<div>
(写真 三田正明氏 Trail HP参照)</div>
</td></tr>
</tbody></table>
<br />
上の写真は、この本の中で紹介されて一躍有名になった ”人類最強の走る民族”のタラウマラ族の写真です。後に、NHKの番組「地球イチバン」でも紹介されて、多くの日本人がその存在を知ることになります。<br />
<br />
彼らはどこか古き日本人に似ていて、無口でシャイな性格です。攻撃的ではなくどちらかと言えば守備的な性格の民族です。<br />
<br />
メキシコのグランドキャニオンと呼ばれる「コッパーキャニオン(銅渓谷)」。標高2,000mをこえる渓谷の奥の奥地に隠れ住むタラウマラ族は、自らを “ ララムリ(走る民)” と呼びます。<br />
<br />
彼らは男も女も、普段着の民族衣装のままで、すごい長距離を何時間も走ることが出来ます。日本の草履(ぞうり)に似ているぺったんこの「ワラッチ」という履物(日本のわらじと言葉が似ています)だけで山道を見事に走ります。<br />
<br />
<strong><u>彼らは競技のためではなく生活のために走ります。タラウマラ族の先祖は、攻撃的な迫害者から逃れるために、たとえ夜中でも長く走れる能力を、生活や祭りの中でみがいてきたのです。</u></strong><br />
<br />
だから、彼らは50歳を過ぎても100km以上走れる“健脚”を持ち、大人も子どもも、夜通し走り続けるという、興味深い祭りを400年もの間続けているようです。<br />
<br />
米国のジャーナリストは、欧米の有名なウルトラランナー達とどちらが速いか、競争させました。その結果、タラウマラ族の参加者達は、最新の科学知識でトレーニングする世界のトップアスリート達と互角に戦えることがわかりました。<br />
<br />
しかし、タラウマラ族にとって本来走ることは生活であり、スポーツ競技とは意味が違います。彼らは生活費の足しに、レースにも参加するようになりましたが、それは彼らの本来の走りではなく、どちらかというと見せ物的な生活費稼ぎの走りとなりました。やはり同じ土俵での勝負は難しいと思います。<br />
<br />
でも世界のジャーナリスト達は大事な成果も得ました。人間は他のどの動物よりも、長距離を走ることに適している。そのことを、タラウマラ族は見事に実証してくれたことです。<br />
<br />
<u>それと、長距離を走るのに西欧的な栄養食品は必ずしも必要なく、彼らの質素な日常食である<b>豆や穀物や発酵食</b>だけで充分だったということを見事に実証したことです。</u><br />
<br />
<u><b>実は、昔の日本人も、わらじを履き、米、佃煮、味噌、梅干しのような、穀物と豆と発酵食品中心の質素な食品だけで、江戸と京都・大阪間を生活のために走って仕事をしていたのです。</b></u><br />
<u><b><br /></b></u>
江戸時代、日本の郵便を運ぶ「飛脚」や「人力車の人夫」達も、百キロ以上を普通に走れたようです。昔の日本人の脚力は、タラウマラ族に匹敵したのです。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhd2NpbuNHeRenCOmIrJIK8cVeITTRDFYe5nfPrwBMeiiVE_CwsZDUyYYj8L0c5a0NMmubeGjwZgiyUZvf_wFJCVmQrQTTYedbIMdblCA4T5_FkGBE5g52m-y3IPfnsdOkPc2TApqZUBSI/s1600/%25E9%25A3%259B%25E8%2584%259A.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhd2NpbuNHeRenCOmIrJIK8cVeITTRDFYe5nfPrwBMeiiVE_CwsZDUyYYj8L0c5a0NMmubeGjwZgiyUZvf_wFJCVmQrQTTYedbIMdblCA4T5_FkGBE5g52m-y3IPfnsdOkPc2TApqZUBSI/s320/%25E9%25A3%259B%25E8%2584%259A.jpg" width="237" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><div>
葛飾北斎<rp>(</rp><rt><span style="font-size: xx-small;">かつしかほくさい</span></rt><rp>)の浮世絵には、</rp></div>
<div>
<rp>当時の飛脚の様子が描かれている</rp></div>
<div>
</div>
</td></tr>
</tbody></table>
タラウマラ族と昔の日本人の生活から、走る為の「必要な栄養とは何か?」、「昔から人が走り続けてきた意味は何か?」という基本を考えさせられます。<br />
<br />
なお、冒頭に日本人とタラウマラ族は祖先が共通であると書きました。ご興味のある方は、、以下の研究論文を参照してください。<br />
<a href="https://www.jstage.jst.go.jp/article/mhc/21/1/21_37/_pdf">https://www.jstage.jst.go.jp/article/mhc/21/1/21_37/_pdf</a><br />
<br />
この論文を読むと、以下のことがわかります。<br />
<br />
1)各民族のHLA遺伝子多型を調査した結果、初期の日本人は、中国や朝鮮半島では見出されない遺伝子型を持っていた。<br />
<br />
2)その古来の日本人が持つ遺伝子型は、日本人以外では、台湾のヤミ族、アラスカのユピック族、中央アメリカンインディアン(メキシコ先住民のタラウマラ族)などが同じく持っていた。<br />
<br />
ずっと以前の地球では、日本列島とアメリカ大陸の北側は陸地続きだったので納得です。<br />
<br />
<b>つまり、ヤミ族、ユピック族、タラウマラ族などと、初期の日本人の祖先は共通の部分があることを示しています。</b><br />
<b><br /></b>
<b><br /></b>
<b>【余談】</b><br />
以前、日本人はアジア諸国の中ではダントツに理系が強い特徴を持つ人種だと書きました。<br />
<a href="https://otonano-kodaishi.blogspot.jp/2015/08/blog-post_27.html">https://otonano-kodaishi.blogspot.jp/2015/08/blog-post_27.html</a>
<br />
実は、マラソンにおいても、日本人はアジアでダントツに強い記録を残しています。<br />
<br />
世界歴代記録10傑に入っているアジア人は日本人だけです(野口みずき選手)
(後記:2018〜2019年に新記録が6名も増え2019年現在12位)。
<br />
<a href="http://www.tsmt-k.com/worldracewoman.html">http://www.tsmt-k.com/worldracewoman.html</a><br />
<br />
また、アジア歴代記録10傑の記録には、男女とも7人が日本人で占められています。<br />
人口比率も考慮すれば、日本人がいかに長距離に強いかわかります。<br />
<br />
なお、同じアジアでも、中国や韓国の選手は過去にはマラソンで活躍した選手はとても少ないです。<br />
<br />
中国や韓国は地理的には日本と近いのですが、祖先(DNA)が違うので、性格も違うし、文化も違うし、スポーツの得意、不得意の分野もおのずと違うのでしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<b></b><i></i><u></u><sub></sub><sup></sup><strike></strike><br />kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4594068509873216523.post-13827034735088690392017-01-21T22:24:00.000+09:002017-04-13T12:44:51.921+09:00心停止はフルマラソンに多い前回、精神的な達成感を目指すなら「一生に一度はフルマラソン完走」と書きました。<br />
<br />
今回は、少し視点を変えます。<br />
現代人の日々の健康の目的ならば、どんなマラソン大会を目指すのが良いでしょうか?<br />
<br />
答えは、ずばり、<u><b>10Km走大会もしくはハーフマラソン(約21Km)大会狙いです。</b></u><br />
<u><br /></u>
<b><br />
【理由1】 </b>時々ニュースで報道されるマラソン大会での心停止事故です。<u>心停止はフルマラソンで、残りの距離が1/4以降で多発するようです。</u> 一方で、<span style="color: black;">フルマラソンに比べハーフマラソンは有意差をもって心停止が少なく、比較的安全であることがわかっています。</span><br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhK6fAKbclos0Dz9xtLEu1XkE9cEYCVpGTUzrPH-HUqsub6TUNFSL4SvTggOZ85h0P8nI9SrN4yIzipbimiL38pIPO54ktDQ3IHSn3v9m1qxkvLhuTi1PMSK19oxh0haM4jOaOYNb7PjeU/s1600/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25AB%25E3%2583%259E%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25BD%25E3%2583%25B3%25E5%25BF%2583%25E8%2587%2593%25E5%2581%259C%25E6%25AD%25A2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="300" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhK6fAKbclos0Dz9xtLEu1XkE9cEYCVpGTUzrPH-HUqsub6TUNFSL4SvTggOZ85h0P8nI9SrN4yIzipbimiL38pIPO54ktDQ3IHSn3v9m1qxkvLhuTi1PMSK19oxh0haM4jOaOYNb7PjeU/s400/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25AB%25E3%2583%259E%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25BD%25E3%2583%25B3%25E5%25BF%2583%25E8%2587%2593%25E5%2581%259C%25E6%25AD%25A2.jpg" width="400" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">フルマラソンに多い心臓停止</td></tr>
</tbody></table>
<span style="color: black;"><b><br /></b></span>
<span style="color: black;">ご興味のある方は、中島クリニックのHPに海外の論文がわかりやすく日本語でまとめてあります。<a href="http://www.nakajima-clinic.com/date/2015/10/">http://www.nakajima-clinic.com/date/2015/10/</a></span><br />
<br />
<br />
<b>【理由2】フルマラソンは身体全体へのダメージも大きいです。</b><br />
<br />
フルマラソンの場合、<u><b>事前の練習に少なくとも3ヶ月以上</b></u>は必要です。完走後の疲労も半端なく大きいです。Kanikamaの実感としては、<u><b>疲れは1、2週間でも回復しますが、大会後1ヶ月くらいはなにかと体のケアが必要です。</b></u>一般人にとっては時間的にも体力的にも生活への負担が思った以上に大きくなります。<br />
<br />
実際、フルマラソンが身体に与える影響を研究した科学論文があり、ダメージは筋肉のみならず皮膚系、内臓系、血液系、免疫系などあらゆる組織にダメージが起き、低下したパラメータの回復だけでも2週間はかかると報告しているようです。<br />
<br />
<b>【理由3】 10km走、ハーフマラソンは身体への負荷がちょうどよい。</b><br />
<br />
10kmやハーフマラソンならば、事前の練習も1ヶ月程度で行けます。ゴールした後も心地よい疲労で、結構体力が残っています。<u>次の日からでも日常生活に戻れる良さがあります。</u><br />
<u></u><br />
疲労の強さは、単純に距離に比例ではなく、<u><b>20kmを超えると急激に疲労が加速するのがマラソンの特徴だからです。</b>強すぎる負荷は運動素人には害となります。</u><br />
<u><br /></u> 従って、健康を目的とするなら、10kmからせいぜいハーフマラソンまでの、ほどほどの負荷(ちょうど良い疲労)が一番体に良いと実感しています。<br />
<b></b><u></u><br />
<b></b><br />
<b>【余談1:ジョギングのすごい効果】</b><br />
<br />
kanikamaはジョギングを3年ほど続けた結果、高血圧の薬が要らなくなりました。<br />
<br />
1.体重が約10kg落ちて、ほぼ適正体重に戻った。<br />
<br />
2.日常の最高血圧が150~170もあったのが、正常値の130前後になった。<br />
<br />
但し、走り始めてすぐに効果があったわけではありません。体重は 1年程度かけて少しづつ落ちました。日常血圧の減少は体重減少よりかなり遅れて、2年目くらいから下がりました。<br />
<br />
<br />
<b>【余談2:運動初心者がジョギングを続ける方法】</b><br />
<br />
運動初心者のkanikamaは初めは1kmを走るのも正直しんどかったです。それが、3年間ジョギングを続けて、ついにフルマラソン(42.195km)も完走できるようになりました。そのコツをお話しします。<br />
<br />
1)初めはゆっくりと心臓が苦しくないスピードで、つまり歩くようなスピードで走りましょう。kanikamaはジョギングを始めた頃、歩いている人に何度も追い抜かれました(笑)。<br />
<br />
2)歩く程度の速さなら、あまり苦しくならないので、次第に自分でも驚くほどの長距離も走れるようになりびっくりします。この経験をするとジョギングが楽しくなります。<br />
<br />
3) 先ずは10km走の大会を探して参加しましょう。制限時間内に完走を目指す練習を続ければ少しづつスピードも速くなります。<br />
<br />
<br />
<b>【余談3:運動初心者は、有名なランナーや監督が教える走り方を信じてはいけません】</b><br />
<br />
kanikamaもそうでしたが、ジョギング初心者はモチベーションを上げるために、マラソンの雑誌や本をたくさん読みます。そこに書いてある走法をすぐにまねします。そして失敗します。<br />
<br />
例えば、有名ランナーや専門家は必ず、「腰は落とさずに腰高のフォームで走りなさい」と指導しています。皆さんも知っていますよね。でもkanikamaは腰高のフォームで走ったらひざを痛めました。<br />
<br />
そこで逆に、良くない走法とされている若干腰を落として、忍者走りのイメージで走るようにフォームを変えました。その方が自分には走りやすく膝へのダメージも少なかったからです。<br />
<br />
そうしたら、長距離を走っても膝の痛みが出ず、故障もせず、調子よく走れるようになりました。フルマラソンも無事完走できました。<br />
<br />
腰高走法は、あるレベル以上のランナーがより速い記録を狙うためには正しい走法と思いますが、ビギナーレベルのkanikamaには故障の原因となりました。<br />
<br />
<b><br /></b> <b>【kanikamaの結論です】</b><br />
<br />
1.身体的特徴や筋力、体力は人それぞれです。皆に「正しい」走法はありません。人のまねをせず、自分に合った無理のない走り方は何かを考えながらいろいろ試しましょう。<br />
<br />
2.フルマラソンよりも10km走やハーフマラソン。健康目的なら、ほどほどの距離がお勧めです。<br />
<br />
<br />
<b></b><i></i><u></u><sub></sub><sup></sup><strike></strike><br />kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4594068509873216523.post-48563319032853177612017-01-19T10:58:00.000+09:002017-09-12T10:04:28.593+09:00なぜ日本人はマラソンが好きなのか?日本人は昔から国民性としてマラソンが大好きです。<br />
<br />
実は、メキシコの山岳に住み「走る民族」として有名な「タラウマラ族」と、日本人は祖先が同じです。つまり日本人はもともと走る民族としてのDNAを持っているのですが、そのお話は次々回で書きますのでそちらをご覧ください。<br />
<a href="http://otonano-kagaku.blogspot.jp/2017/01/blog-post_23.html">http://otonano-kagaku.blogspot.jp/2017/01/blog-post_23.html</a><br />
<br />
今回は、走るためにとても重要な「日本人の精神面」のお話です。<br />
<br />
日本人はマラソンを人生に例えることが好きです。選手が苦しさを耐えて我慢強く走り続ける姿を見て、自分達の生活や人生に重ね合わせ、深い共感と感動を覚える国民性があります。<br />
<br />
今から53年前の東京オリンピック(1964)では、優勝したエチオピアのアベベ・ビキラ選手は、「裸足のアベベ」とか「走る哲学者」の愛称で日本で一躍有名になりました。アベベは海外よりも日本で特別人気が高いですが、それは彼の強さだけではありませんでした。まるで修行僧のように走るアベベの姿に人生と哲学を日本人は感じたからでした。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6CgD2J0tUW8RS_NmHIMlJbto1eQUoxXvPimMWAr2tVXIft0SPuIAmPkBfh3CNH6kmiYOTMNmHMmonIJgxdN6Q3qN2-p74mteFb-e0B-aFP3H0cig_gIlqt96-vOBWxvuXkVkK5i1108c/s1600/%25E3%2582%25A2%25E3%2583%2599%25E3%2583%2599%25E3%2583%2593%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25A9.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh6CgD2J0tUW8RS_NmHIMlJbto1eQUoxXvPimMWAr2tVXIft0SPuIAmPkBfh3CNH6kmiYOTMNmHMmonIJgxdN6Q3qN2-p74mteFb-e0B-aFP3H0cig_gIlqt96-vOBWxvuXkVkK5i1108c/s200/%25E3%2582%25A2%25E3%2583%2599%25E3%2583%2599%25E3%2583%2593%25E3%2582%25AD%25E3%2583%25A9.jpg" width="167" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><div>
アベベ・ビキラ選手</div>
<div>
1964年の東京オリンピック 毎日新聞社</div>
</td></tr>
</tbody></table>
<br />
そしてなによりも、この試合で銅メダルに輝いた日本の円谷幸吉選手の頑張りに日本人は皆深く感動しました。後年、円谷選手に起きた悲しい出来事とあまりに美しく悲しい遺書の内容に日本中の人が感動し、そして泣きました。<br />
<br />
円谷選手の遺書について、ノーベル文学賞を受賞した川端康成は、「...美しくて、まことで、かなしいひびきだ...千万言も尽くせぬ哀切である」と語りました。<br />
<br />
三島由紀夫も「...傷つきやすい、雄々しい、美しい自尊心...」と円谷選手の生き方をを絶賛しました(Wikipedia 参照)。 <br />
<br />
遺書の全文は、以下のURLを参照。<br />
<br />
<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E8%B0%B7%E5%B9%B8%E5%90%89">https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E8%B0%B7%E5%B9%B8%E5%90%89</a><br />
<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiUxuYVQfDLg4UJomE92Z8ER6b3yl26uuFclY0-uXuuY7ZRAyQYJLkqsb4RX1IS_PnMl2nA4Q0_DZMG1Vnn9lKI22144ZHcA8V4kgylDVv8u_frS0X1Cw1wtrjs5CkTyTRc_UZbyaTq7Do/s1600/%25E5%2586%2586%25E8%25B0%25B7%25E5%25B9%25B8%25E5%2590%2589.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="164" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiUxuYVQfDLg4UJomE92Z8ER6b3yl26uuFclY0-uXuuY7ZRAyQYJLkqsb4RX1IS_PnMl2nA4Q0_DZMG1Vnn9lKI22144ZHcA8V4kgylDVv8u_frS0X1Cw1wtrjs5CkTyTRc_UZbyaTq7Do/s200/%25E5%2586%2586%25E8%25B0%25B7%25E5%25B9%25B8%25E5%2590%2589.jpg" width="200" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><div>
円谷幸吉選手</div>
<div>
1964年東京オリンピック</div>
<div>
円谷幸吉メモリアルマラソン大会HPの写真</div>
</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<b><u>マラソンが日本人の心の中でより精神性を増し、特別な存在になったのはこの時からだと言っても過言ではないと思います。</u></b><br />
<br />
しかしその当時は、マラソンは鍛えた選手のための競技でした。一般人は観戦して応援するスポーツでした。気軽に参加できるスポーツではなかったのです。<br />
<br />
前回の東京オリンピックから約50年経った現在、社会は大きく変わりました。Kanikamaのように運動歴のない中高年から若いOLまで、ジョギングの流行が全国的に広まりました。<br />
<br />
「一生に一度はフルマラソン完走」を目指す人が年々増えています。<br />
<br />
故・円谷幸吉選手が現在の明るく華やかで、一般人が楽しんで参加するマラソン大会の様子を見たらさぞや驚くことでしょう。<br />
<br />
このように時代が変わった現在でも、日本人はやはりマラソンを走りながら人生を考えます。それは今も昔も変わらない日本人の性格です。<br />
<br />
<b><u>目標を設定して精神的な達成感を得たいのならフルマラソンは申し分ないチャレンジです。興味があれば「人生に一度はフルマラソン」に皆さんもぜひ挑戦して下さい。</u></b><br />
<br />
但し、
kanikamaと同様、運動素人の一般人は、無理は危険です。制限時間が長い、もしくは制限時間のない大会を探して、マイペースで走りましょう。<br />
<br />
日本の多くのマラソン大会は、制限時間が6時間以内が多いです。運動素人の一般人には、そこそこ頑張って練習をしても、6時間制限の壁は結構きついです。<br />
<br />
制限時間を長くして、多くの参加者がゆっくりと楽しんで走れる大会が増えて欲しいものです。ホノルルマラソンは制限時間がなく歩いても楽しめるので大人気ですね。<br />
<br />
次回は、現代人の健康のための10km走、ハーフマラソンの勧めについてお話します。<br />
<u><b><br /></b></u>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4594068509873216523.post-19678954524104594742016-11-21T23:56:00.000+09:002017-12-21T10:08:49.004+09:00不思議な胃腸薬kanikamaも年齢による胃もたれもあり胃の消化力不足が気になりました。<br />
<br />
そこで今回は、消化酵素と生薬が入っている日本の胃腸薬の代表とも言える「第一三共胃腸薬細粒(第一三共)」と「パンシロン(ロート製薬)」を買って、本当に効果があるのか試してみました。
<br />
<br />
<b><br /></b>
<b>さて、薬は効いたのでしょうか?
結果を
正直に言うと、どちらの薬もkanikamaには効果がありませんでした(個人的感想です)。 実は消化酵素にかなり期待して買ったので少し残念でした。</b><br />
<b><br /></b>
<b>先ず、薬を服用した目的であった<u>「消化酵素力」の</u>効果がほとんど実感できませんでした。そしてもう一つ気になった点は、<u>薬がほとんど水に溶けなかった</u>ことです。</b><br />
<br />
実はどちらの薬も飲んだ直後は胃がスーとして一時的には気持ちが良くなります。しかし、それはメントールが配合されてるための一時的な「感じ」です。それで薬が効いたと勘違いする人もいますが、その後はすぐに元の重い症状に戻ります。<br />
<br />
それで数日飲み続けていたある日、粉状(細粒)の薬は飲みにくかったので、試しに薬を水に溶かしてみました。<br />
<br />
<b>そしてびっくりしました、、、いくらかき混ぜても薬が水に溶けない! なんと、お湯にも溶けない!!</b><b>ヌルヌルベトベトした茶色の沈殿物がたくさん底に沈んでいました!!! </b><br />
<b><br /></b>これは何?という感じです。<br />
こんなに多くの沈殿物が薬の主成分とは思えません。 <br />
水にもお湯にも溶けないドロドロは見た目も悪く、胃が重くなりそうになりました。<br />
<b></b><br />
<b>消化が弱った胃に、溶けないものを大量に飲んでいたわけです。</b>
<br />
う~ん、かなり笑える話です! <br />
<br />
溶けない「消化胃腸薬」を消化する胃は大変だ!
<br />
興味が出てきたので、少し自分で調べてみることにしました。<br />
<br />
この薬は、お湯に溶けなくてもアルコールには溶けるのでは?
<br />
<b>試した結果、77%アルコールにも溶けずにやはり沈殿が多く出ました</b>。
<br />
う~ん、少し怖くなってきた!(笑)
<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPDgJc60DH79ShTSr1CBE7dcRW1t5B_hZF-ZyA8ZAXmqMAAtsUUVXEMBvNu3K6QGNvlGXmrkHQZfkGSJ5EW7iie5vvjXhKEs2lpIR-0o5_yZ29-8bmvvSUDah1H3uF09qzTbuXfaBHq-8/s1600/IMG_0405+ETOH.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPDgJc60DH79ShTSr1CBE7dcRW1t5B_hZF-ZyA8ZAXmqMAAtsUUVXEMBvNu3K6QGNvlGXmrkHQZfkGSJ5EW7iie5vvjXhKEs2lpIR-0o5_yZ29-8bmvvSUDah1H3uF09qzTbuXfaBHq-8/s320/IMG_0405+ETOH.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;"><div>
胃腸薬にエタノールを加えたが溶けない沈殿が多い</div>
</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<b>胃腸薬だから、胃液に近い酸では溶けるのでは?</b>
<br />
<b>しかしその期待も裏切られ、胃酸とほぼ同じpH2.5の酸性にしても溶けませんでした。</b>
<br />
<br />
実は、この薬を水やお湯に溶かした液を調べたところ、強いアルカリ性(pH8.5)を示しました。<u>つまり胃酸が出過ぎて胸やけする</u><u>人のために、胃酸を中和出来る強いアルカリ液の胃薬にしたのでしょう。</u><br />
<u></u><br />
しかし、胃酸を中和することは、体が本来持つ消化機能と消化酵素のペプシン(酸性で働く)の働きを抑えることにもなります<u><b>。「消化促進胃腸薬」の目的としては大きな矛盾を抱える薬と言えます。</b></u><br />
<br />
次に、不溶物を、酸性溶液〜中性〜アルカリ性にして溶かしてみましたが、どのpHでも溶けませんでした。<br />
<br />
マジか!という感じです。<br />
<br />
食品ならウンチで出せば良いのですが、薬としては少し疑問です。溶けない成分がこんなにたくさん入っている胃腸薬って何か不思議です。賦形剤とか繊維類、または生薬の残渣でしょうか?
<br />
<br />
それにしても多過ぎませんか(写真下は、薬1包分の不溶物)。<br />
<br />
全部速やかに大便となり身体から出てくれればまだ良いのですが、、、<br />
溶けないままヘドロのように胃壁や腸壁にしばらく残ったりしたらいやですね。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhh1KZmISmDeySrZMJpvNXDeYhOqc-QNSfMQ5XqPtw1hbyHRwvL1dP8VFXkdoStod9HIrFumvey1kQvAcN8JSpBNwz-yInEyiqMwANex6rR_bLO1mq8I8xcdp62_qoaGUMK6_yDDVarEBM/s1600/IMG_0404+pH2.5.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhh1KZmISmDeySrZMJpvNXDeYhOqc-QNSfMQ5XqPtw1hbyHRwvL1dP8VFXkdoStod9HIrFumvey1kQvAcN8JSpBNwz-yInEyiqMwANex6rR_bLO1mq8I8xcdp62_qoaGUMK6_yDDVarEBM/s320/IMG_0404+pH2.5.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">胃腸薬を胃液に近いpH2.5の酸性にしても溶けない沈殿が多い</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<b><u>kanikamaの結論です。 今回試した総合胃腸薬(生薬・消化酵素入り)は効果が弱く、また不溶物が多い印象です。いろいろな添加物も入っていて、</u></b><b><u>かえって胃の負担になりそうですね。</u></b><b><u>薬を飲むより普通のお湯を飲んでゆっくり胃を休めたほうが良さそうです。</u></b><br />
<b><u><br /></u></b>
<br />
ちゃんと水に溶けて胃に負担が少なく、消化能力も高い胃腸薬なら中高年にとって期待の薬です。薬メーカーさん宜しくお願いします。kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-4594068509873216523.post-46623504533157276452016-11-10T10:56:00.001+09:002021-01-13T19:29:08.152+09:00腕時計型心拍数計の緑色LED(単色光)は安全か?最近、ジョギングやウオーキングをする人が本当に多くなりました。<br />
<br />
それに伴い、ジョギングには「GPS機能付き腕時計」が大人気です。もっと気軽に日々の活動量や睡眠量を知るためには「腕時計型の活動量計」の人気が高いようです。 <br />
<br />
これらGPS腕時計や活動量計腕時計では、「心拍数を腕で簡単に測れる」光学系心拍計の機能が付いた製品が最近の主流です。この機能が付くと少し高価になりますが、国内外多くのメーカーが上位機種として出しています。<br />
<br />
口コミや製品レビューでもすごくお勧めの機能として紹介されています。<br />
<br />
Kanikamaもこの機能がついた腕時計型活動量計のFitbit HR を買いました。平常時や運動時の心拍数がリアルタイムで確認できます。スマホアプリと連携すれば睡眠の深さも心拍数の変化からグラフ化されるのでとても面白いです。 <br />
<br />
しかし、初めは面白いのですが、自分の日頃の心拍数がだいたいわかるようになると意外とすぐ飽きる機能でもあります(個人的感想です)。<br />
<br />
さて、前置きが長くなりました。これからが本題です。この最新の技術では、<b><u>腕時計の裏面から手首に緑色LED光を照射し続けます。</u></b><br />
<br />
血液の色が赤いのは赤色光を反射するためですが、一方で血液は緑色光を強く吸収します。 この原理を利用して心拍数を図ります。詳しい理論は各メーカーのHPで紹介されています。<br />
<b></b><u></u><br />
<b><u>さて、ここで素朴な疑問が生じます。「いろいろな色が混合している自然光ではなく、緑色の単色光だけをヒトの手首(血管・赤血球)に、24時間1日中、照射し続けても安全なのでしょうか?」</u></b> <br />
<br />
<br />
この疑問に対する一般的な反応は、<br />
<br />
(1) 緑色光は優しそうな色だから人体に害はないのでは? <br />
<br />
(2)各メーカーは緑色光はエネルギーレベルが低いと言ってるし、製品を発売しているということは、安全が証明されているからでしょう? <br />
<br />
というのが一般的な印象だと思います。しかし、どうやらそうでもないようなのです。<br />
<br />
Kanikama も当初は何も気にせず製品を買いました。しかし買ってみてわかったのですが、<br />
<br />
1)<b>腕に照射される緑色LED光は、レーザーポインターのように鋭い光で、目視できないほどです。少しびっくりしました。</b><br />
<br />
<b>2)使い続けるうちに光が当たる皮膚周辺が少しヒリヒリするような不快感が出ました。</b><br />
<br />
個人差もあるでしょうし、その不快感が緑色LED光と関係あるのか、別の理由なのかよくわかりません。しかし、今まで何も考えずに使用し続けたことを少し反省し、わかる範囲で自分でも調べてみました。<br />
<br />
そしたら<b><u>、「えっ、ホンマでっか!」と驚くような研究報告</u></b>がたくさん出てきましたのでご紹介します。青色と緑色は波長が近くエネルギーレベルも近いので両方について書きました。 <br />
<br />
<br />
<b>
①「従来、可視光領域は安全と言われてきたが、全ての電磁波は毒性がある(北里大学 宮田幹夫名誉教授)」</b>
<br />
<br />
~波長のかなり短い紫外線や、逆に波長の長い赤外線なら副作用も理解できますが、中間領域の可視光でも各々の電磁波には固有の毒性があるとは知りませんでした。びっくりです。<br />
<br />
<b>
②青色LED光「昆虫に対し強い殺虫効果。遺伝子毒性あり(2014)(東北大学 堀教授 ) 」</b><br />
<br />
~青色光に虫を殺すほどの強い作用があるとは驚きです。遺伝子に悪さをするということは昆虫だけでなく人にも悪影響あるかもしれません。<br />
<br />
<b>
③「青色光は人の目の網膜に障害作用あり。緑色光では出なかった(2014)(岐阜大学 原教授)。」</b> <br />
<br />
~テレビやパソコンからは青色電磁波が比較的多く出るようなので、メガネのレンズはやはりブルーライトカット仕様にした方が良さそうです。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgab4XuackB_AI0IAoO_hKmKoConWwp5M6PcEKYrC6n7upmN8K3WM9YBcOXpfsJU31NYXo5ZoRJnuKrEhwkEeyUllZqlWbwpojF4O_Bgkv0bUtK6mJ2TlsNkJIJXd8shSwlduQmDy4L3BY/s1600/%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588.gif" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="115" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgab4XuackB_AI0IAoO_hKmKoConWwp5M6PcEKYrC6n7upmN8K3WM9YBcOXpfsJU31NYXo5ZoRJnuKrEhwkEeyUllZqlWbwpojF4O_Bgkv0bUtK6mJ2TlsNkJIJXd8shSwlduQmDy4L3BY/s400/%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AB%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588.gif" width="400" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">(上図)れんず屋ホームぺージ参照</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<br />
<b>
④「青色415nmの波長の照射で、照射量依存性に皮膚の構成細胞がアポトーシス(細胞死)に陥り、細胞増殖抑制に働く事が判明した(2014)(宮脇氏他、愛媛大学医学部附属病院)」</b><br />
<br />
~青色光で皮膚の細胞死が起きるとはびっくりです。緑色光の実験もして欲しかったです。<br />
<br />
<b>
⑥「緑色光でトマト果実が肥大した。原因は、緑色光がトマトのサビダニの発生を抑制したから。緑色光はイチゴのハダニの発生も抑制する(岐阜農業大学)」</b>
<br />
<br />
~青色光のみならず、緑色光も虫に強いダメージを与えるようです。緑色は青色の次に波長が短い色なので効果も近い印象です。<br />
<br />
<b>
⑦「マツカワ(大型のカレイ)が緑の光で早く成長することを発見(2008年)(北里大の高橋明義教授、魚類分子内分泌学)」。原因は、目の網膜が特に緑の波長の光を感知しやすいうえ</b>、緑の光を浴びると、脳内では食欲増進作用のあるメラニン凝集ホルモン、血液中ではアミノ酸を体に取り込ませるインスリンが、それぞれ増えることが分かった。その後、北里大学と水産技術センターらの研究でも、マコガレイの養殖稚魚が<b><u>緑色LEDを照射すると白熱灯に比べ、体重で 1.4倍</u></b>になることを確認している。 <br />
<br />
〜 緑色光で魚の体重が1.4倍になるとはすごいです。例えば、60kgの標準体重の人が84kgの肥満になるみたいな? ホルモンバランスが崩れ肥大化したカレイは健康なのか心配です。<br />
<br />
<b><u>人工的に単色光のみを与え続けると、やはり自然光(混合色)とは違う生体反応が起きるわけですね。</u></b><br />
<b></b><u></u><u></u><u></u><br />
緑色光を人の皮膚・血管・赤血球などに照射した時の安全性についての研究報告がないか探しましたが、今回は見つかりませんでした。 メーカーさんならご存知だろうと思いF社に問い合わせました。しかし「製品は安全です」というご返事のみで、その理由や根拠については参考文献も含め、何もご回答を頂けませんでした。残念です。<br />
<br />
<b><u>
結論です。青色光も緑色LEDも産業上はとても有益です。一方で、生物に有害な作用もあるようです。</u></b><br />
<br />
LED光の産業への応用研究は活発ですが、人への安全性に関する研究はこれからの課題かもしれません。<br />
<br />
つまり今回 kanikama が調べた範囲では、<b><u>緑色LED光は安全だとは断定できませんでした。</u></b>安全性に関する公開されているデータが不足で白とも黒とも言えない。「灰色」という印象です。<br />
<br />
最後に、ずばり本音です。<br />
<br />
kanikamaは個人的に皮膚への不快感もあったので、LED光を肌に照射し続けることは止めました。 ランニングで、どうしても心拍数を測りたいときは(ほとんどありませんが)、従来の胸バンドにします。胸バンドは少し面倒ですが価格はより安くて、精度はより高いです。<br />
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各企業では、光学系心拍計の無い、リーズナブルな価格のランニングウオッチも出しています。ガーミン社なら、フォアアスリートのベーシックモデル、及び他の機能が充実しているフォアアスリート220J、230Jです。必要な機能だけを選ぶのも賢い選択と思います。<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
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<br />
<br />kanikamahttp://www.blogger.com/profile/10820774849218320625noreply@blogger.com28